当社には社員を応援し、活躍できる環境が充実しています

SOMPOグループでは、人材コア・バリューの一つである「ダイバーシティ&インクルージョン」を「多様性の重要性を理解し、それを新たな価値創造に結び付ける」と定義し、あらゆる職場・階層の社員が様々な出自の社員と何の分け隔てなく働き、能力を最大限に発揮することができる状態の実現を目指しています。


女性活躍推進

当社は従業員の95%以上が女性です。女性が組織の中で担う役割はとても重要であり、全社を挙げて様々なサポートに注力しています。ワークライフバランス支援をはじめ、女性管理職の積極的登用(2023年4月1日時点女性管理職:76%)を進めており、個人のキャリア志向型にあわせ、仕事の充実や個人の実力を発揮できる職場づくりを進めています。

女性活躍推進法・次世代法に基づく行動計画

「次世代育成支援対策推進法」(2005年4月1日施行)、「女性の職業生活における活躍の推進に関わる法律」(2016年4月1日施行)に基づいて、当社は従業員が一層働きやすい環境を目指しています。

女性が多く働く当社は、仕事とプライベートを両立して、一人ひとりが活躍できる環境を目指し、長期間継続勤務できる環境維持・向上に向けた取り組みを一層推進していきます。

1.計画期間

2022年4月1日~2025年3月31日(3年間)

2.当社の課題

育児・介護関連制度を利用して活躍する女性、およびサポートする他の従業員のための「仕事と家庭の両立」を更に進め、女性が健康で長期継続勤務できるための取組みを一層推進する必要があります。

3.目標と取組み内容・実施時期

【目標1】管理職に占める女性労働者の割合60%以上を維持する

<取組内容>

  • 2022年   4月~ マネジメント層を対象とした研修の実施

        人材育成のための人事制度の活用

  • 2022年 10月~   マイパーパスの策定
  • 2023年   4月~ 次期管理職候補者を対象とした研修内容の充実                               

【目標2】労働者の各月ごとの平均残業時間等の労働時間(健康管理時間)を3年後までに10%減とする

<取込内容>

  • 2022年 4月~  業務効率化・デジタル化の検討

仕事とプライベートの両立支援

保険契約事務の「バックオフィス・アウトソーサー」そして、「事務部門の砦」として高い専門スキルや正確性・迅速性を伴った円滑な事務処理を提供しつづけるため、従業員のスキルアップとともに、個人の心身の健康を大切にしています。

1.ノー残業デーの実施
メリハリをつけ効率的に仕事をするためにも、「ノー残業デー」を職場単位で毎月4回設定し、実施しています。
また、毎月第3金曜日は全社一斉ノー残業デーとし、早帰りを推進しています。

2.計画的休暇取得の推進
年間計画表のほか、1か月の休暇予定表を作成するなど年休や連続休暇が取りやすい環境作り・風土作りにもしっかり取り組んでいます。年間5日以上の有給休暇取得のほか、5日間の連続休暇やアニバーサリー休暇など充実した休暇制度があり、これらの制度休暇は年度内の取得を必須としています。

3.育児・介護休暇取得の推進
育児関連制度・介護関連制度が充実しており、それぞれのライフステージに合わせた勤務時間・休業・休暇取得が可能となっています。

キャリアアップ

職員が事務処理のプロフェッショナルになることを支援するため人材育成システム(研修プログラムと人事制度が密接に絡んだシステム)を構築しています。

当社の人材育成のポイントは、以下のとおりです。

  1. 環境の変化を確実に捉え、自ら進んでキャリアアップし続ける「自律型人材」を育成
  2. チャレンジ精神を発揮し、常に効率的・効果的な仕事の運営を「自ら考え行動する人材」を育成
  3. キャリアアップビジョン(こうありたい自分、こうなりたい自分)を実現するための能力開発を支援

ジョブチャレンジ制度

活躍のチャンスや実力を発揮できる機会として社内公募ポストを用意し、対象職員が自らの意思で応募できる「ジョブチャレ制度」があります。職員一人ひとりの自主的なキャリア形成・能力開発・専門性強化を支援しています。

職員登用制度

意欲、能力のある一般嘱託・契約社員・スタッフ・パートタイマーを対象とした職員登用制度があります。

例えば、一般嘱託・契約社員・スタッフ・パートタイマーで本人が希望し、職員登用試験に合格すれば、職員へ活躍のフィールドを広げることができます。 

にじいろプロジェクト

当社では、2016年4月に定めた「女性活躍推進法・次世代法に基づく行動計画」のとおり、従業員がより一層働きやすい職場となるよう、育児・介護関連制度について実効性のある制度づくりを目的に、従業員代表の声を集める場として「にじいろプロジェクト」を立ち上げました。

「にじいろプロジェクト」では、「ダイバーシティ推進」「働き方改革」等をテーマとし、管理部門と従業員代表のメンバーと一体となって、働きやすい職場環境には、どのような制度や働き方改革が必要か検討し、2019年4月より「シフト勤務制度」「テレワーク制度」を導入しています。

従業員の意見を大切にする環境が整備されています。

中高年活躍

少子高齢化が進むなか、中高年層の従業員への支援を目的とした各種取組みを実施しています。

ライフデザイン研修

中高年層の職員への支援策として、46歳以上の職員を対象に「ライフデザイン研修」を実施します。

この研修は、中高年のキャリアプラン・ライフプランに関する具体的な知識および情報を得ることにより、自らがこれからの人生における「働き方」「学び方」「楽しみ方」等『生き方(ライフデザイン)』を真剣に考え、見直すことを目的に実施しています。

ライフステージに応じた勤務

平成25年4月施行の改正高年齢者雇用安定法を受け、定年後65歳までの雇用継続の仕組みとして再雇用制度を整えています。

ライフステージに応じて勤務と活躍フィールドの拡大を支援しています。


障がい者活躍

フルタイムや短時間、様々な雇用形態で従業員が活躍しています。


健康経営

1.グループ経営理念

SOMPOグループは、お客さまの視点ですべての価値判断を行い、保険を基盤としてさらに幅広い事業活動を通じ、お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービスをご提供し、社会に貢献します。

【SOMPOグループ健康宣言】

 

SOMPOグループは、「お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービスをご提供し、社会に貢献」するために、社員とその家族の心と体の健康を大切にします。

・当事者意識を尊重し、社員一人ひとりのミッションや働き方に応じた主体的な健康活動を支援します。

・多様な才能や強みを表現できる場を用意し、健康的で能力を発揮しやすい環境により、個人そして組織の生産性向上を図ります。

・社員の働きがいの向上や新たなイノベーションの創出により、今よりも健康で元気な社会の実現に貢献します。

2.当社の基本方針

健康経営は当社の重点課題と捉え、従業員視点での取組みを継続し、組織体制の整備、SOMPOグループの健康宣言を社内外に発信して取り組みます。

3.当社の取組み
SOMPOグループの経営理念・健康宣言実現のため、社員およびその家族の健康維持・増進につながる以下の様々な取組みを実施しています。

・健康セミナーの実施や従業員の健康意識向上のための情報発信など、従業員の健康管理・健康づくりに資する施策を年間を通じて行う

・社外機関による健康企業認定の継続取得を目指す

・労働時間の適切な管理による超過勤務時間の削減

・婦人科検診の積極的な受診推奨や検診車による乳がん検診の継続実施

・再検査を含めた健康診断受診の推進

・健康経営への取組みを経営計画の1つの柱と定め、労働時間の適正化(残業時間の削減)等を実施

・健康保持・増進に関するヘルスリテラシーの向上

・ストレスチェック受診率の更なる向上、職場ヒヤリング等を通じた改善対策の実施

・健康診断結果の改善傾向や年間労働時間縮減などを数値化し、取組み内容を社内外に開示

・健康促進のイベントへの参画

・健康に関するメールマガジンの配信

4.健康経営推進体制

当社では、以下の体制により健康経営を推進します。

 


※労働安全衛生の取組みとして、各事業場における月1回の衛生委員会にて労働災害発生状況や長時間労働状況報告を実施しています。
 また、職場巡視により、各職場の危険源を特定・改善を指導しています。

5.戦略マップ

2023年度戦略マップを掲載しております。

    

6.当社の課題と効果検証

当社は女性従業員が95%以上在籍し、40代以上の従業員が70%以上を占めています。健康状況(生活習慣病リスク保有者の割合等)は全国平均および加入している安田日本興亜健康保険組合全体と比較して良好と判定されています。一方、睡眠・食事・運動については課題があり、特に運動については多くの従業員が改善を要するという結果が出ています。

 

【目指す姿】

・残業時間の削減や働き方改革の実現による従業員の健康増進とメンタルリスクの低減により、働き甲斐のある会社の実現と職場の生産性パフォーマンス(WLQ)の向上を目指します。

・採用の一時的な中断により従業員構成のひずみが生じつつあり、組織の停滞化を招きかねない状況です。従業員が参画した当社の使命・役割の策定によるコミュニケーション促進、ワークライフバランスの推進、メンタルヘルスや女性特有の健康関連課題の取り組みを進めることであらゆる世代がいきいきと働ける職場をつくることで、会社全体の活性化を図っていきます。

 

重点取組課題 設定KPI 目標値 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度

健康状況

定期健康診断受診率(被保険者) 100% 100% 100% 99.7% 99.9% 100%
定期健康診断後再検査受診率 100% 95% 83% 95% 91.8% 92.4%
特定保健指導終了者率 95% 70.7% 85.9% 35.9%
精密検査受診率 100% 95.0% 91.8% 94.9%
適正体重維持者率 65.0% 62.8% 62.0% 62.9%
血圧リスク者率 1.1% 0.3% 0.9%
血糖リスクと考えられる人の割合 0.7% 0.1% 0.5%
喫煙率 5.0% 0.8% 6.8% 6.4%
飲酒習慣率 5.4% 3.6% 4.5%
運動習慣者比率 20.0% 11.8% 13.4% 15.1%
インフルエンザ予防接種人数 1,196人 954人 975人
ストレスチェック ストレスチェック受検率 100% 97.9% 97% 95.2% 98.4% 98.3%
プレゼンティーイズム 94.4% 94.3%
総合健康リスク 111 111 106 110
高ストレス者率 11.3% 12.3% 13.6%
メンタルヘルス対策 メンタルヘルス関連研修実施回数 2回 2回 2回
エンゲージメント エンゲージメントサーベイ 3.07 2.98 3.26 3.29
回答率 100% 89% 89% 94% 94%
働き方改革(正社員)         平均月間総実労働時間 140時間 154時間 140時間
平均月間所定外労働時間 6時間 5時間 14時間 13時間 16時間
平均年次有給休暇取得日数 15日 14日 13.4日 14.4日 14.2日
その他 労働災害発生件数 15件 19件 19件
健康ニュース発信回数 月1回 24回 19回 14回
健康関連メルマガ発信回数 年4回 3回

 

7.従業員の意識調査

2023年度、全従業員を対象に健康経営に関するアンケートを実施しました。

健康経営への理解は高い結果を示しています。従業員ひとりひとりが健康を意識した生活を送っていけるよう、今後も継続的な発信を続けていきます。

 

【調査結果】

・自社HPを確認し、健康経営の取り組みが理解できましたか?

  肯定回答:98.6%

・電子掲示板で発信している健康ニュースを見たことがありますか?

  肯定回答:71.6%

・食生活や運動等、健康を意識した生活を送っていますか?

  肯定回答:85.6%

8.健康白書

2022年度健康白書を掲載しております。